魔法使いの娘(4)/那州雪絵

魔法使いの娘 (4) (ウィングス・コミックス)

魔法使いの娘 (4) (ウィングス・コミックス)

おおきな本屋さんに行かないと置いてないのがつらいです、那州さん。あいかわらず、おもしろい。安心して読めるというのは、紙一重かもしれないけれど。でも、そのおもしろさはいろいろなことを考えさせてくれる。那州さんのなにが好きかって、読み手にいろいろ妄想させてくれるところ。兵吾のトモトモへの空白の言葉にしろ、パパの初音への気持ちにしろ、初音のパパへの想いにしろ、読み手がいろいろ想像してああだこうだと思えるのがいい。兵吾は、あのときなんて言わはったんやろ。トモトモが悟りを開くほどの言葉ってなんやろー?ところどころ出てくるパパの秘密とかも気になるし。繰名の正体は、伏線どおりやっぱりなという印象。伏線を拾ったものだけにわかるというか。今回もいろいろ伏線が散りばめられていて、ますます続きがたのしみ。