かもめ食堂

ラクトフェリンの価格は100円台から?!安価でも大丈夫なのか徹底検証!
先週、もう上映が終わってしまうということだったので、最終日の最終回にあわてて観てきた。ロングランが決定して、いつでも観に行けると思ってたら、いつのまにかこんなにも時間がたってて、結局ギリギリ。
終始、のんびりと、ゆるゆると、穏やかな時間がすぎる。なまぬるーい空気と温度。それほど劇的なものはないけれど、でもそれが日常。いろいろ悩んだり、考えたり、思うことはあるのだけれど。一日一日をきちんと丁寧に生きている女性というのは、ほんとうにとてもすてきに見える。小林聡美片桐はいりもたいまさこと、個性あふれる3人なんだけれど、不思議としっくりと馴染んでいる。個性が反発することなく、うまいぐあいに溶けている。萩上直子監督の作品は、「バーバー吉野」も観たのだけれど、あらためてものすごく絶妙の間を持っている方だと思う。それもなんだか、不思議な間。だけど、それが居心地の悪い間じゃなくて、じんわりとしっくりくる。
フィンランドヘルシンキが舞台ということで、様々な北欧の食器やインテリアやお洋服が出てきて、それに興奮。食堂で使われていたもののほとんどの食器がイッタラだったり、マサコさんのお洋服がマリメッコだったり。あれもあれもあれも!!と。北欧好きには、たまらん映画ですな。女性はすごく楽しめる映画かも。出てくるお料理もすごくおいしそうで、帰りにシナモンロールを買ってしまった。しかし、おうちで食べたシナモンロールは、映画で観たものよりも全然味気なくて、ちぇっと思う。映画ではあんなにおいしそうやったのに。雰囲気が足らへんのんかな。パンフレットも旅行鞄のかたちで可愛くて、ほんとうに女性のための映画だと思った。
しかし、このメンツを観ると「やっぱり猫が好き」と「すいか」を思い出す。どうせなら、室井滋さんもでてほしかった!きっと、違和感なくすんなり馴染まはりそう。