君に届け(1)(2)/椎名軽穂
- 作者: 椎名軽穂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/25
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甘酸っぱいよ!青春だよ!もうなんか、読んでるこっちが赤面しちゃうくらい、甘い。そして、酸っぱい。くわー!と力一杯眉間にしわ寄せないと、いつのまにやらハニカんでるよ!何度も「なににやついてんの?怖い」と言われながらも。なんだろ。この気持ち。自分じゃありえなかったハニカミ高校生活。ときメモ以上にときメモな、おしりのあたりがむずがゆくなってしまう感じ。こんな高校生活、あるかアホ!と思いながらも、にやにや。それでも、貞子(爽子)のがんばる姿とかにじんわり。にやにやしたり、涙ぐんだり、忙しい。親鳥の気分っす。実際、こんな子いたらやのちんやちづみたいに接せるかと言われたら、微妙。やっぱり遠巻きにみちゃうかなあ。でも、あんなふうにがんばってる姿を見てたら、やのちんとちづの「爽子がかわいくてしかたない」って言葉もわかるなあ。どんなに避けられてても前向きにみんなにきちんと挨拶してたりとか。なかなかできることやないと思うのん。そうゆうがんばりとか、ほんま可愛くてしかたない。ピュアホワイツッ!風早の爽やかっぷりもすばらしい。こんな爽やかでできてる男子高校生ぜったいいないー。見たことないよ。でもやっぱり爽やか男子って苦手やなあ。眩しすぎて直視できへん。龍がいい。野球部、坊主、無愛想。そんな男の子に弱いです。ちづを「千鶴」って呼んでるところとか、いいなあ。
なんか、こうゆう真っ当すぎる青春ってしてないので、おもしろかったな。わたしにもこの10分の1でもいいくらいのピュアさがあったら!久々の王道な爽やか恋愛ものって感じで。最近そうゆうのを読んでなかったからか、なんかよかった。3巻がもうすぐ発売らしいので、いいタイミングかも。続き読みたいな。