tsunamix(2)/海野つなみ

tsunamix(2) (KC KISS)

「tsunamix」では収録されなかったけれど、とってもすきだったお話『十二夜』が収録されていて、うれしかった！これ読んだとき、十二夜ってそうゆう意味なんやあって、すっごく感心した。いま読んでも、けっこうきゅんってくる。なんだろ、この青春。ひとを好きになって自分の気持ちにきづいたときって、なんとなく照れくさいんやよねえ。相手にたいしても、自分にたいしても。
それになんといっても「Kissの事情 (講談社コミックスアミ)」でいちばんすきだった『少年人魚』も再録されてたし！「回転銀河」の『クエーサー』のまえのお話です。「kissの事情」が絶版で手に入れにくいのでこうなったようですが、しかし何度読んでもいい。もう一度読みなおしたいけど、実家にあるので断念。このラスト好きやったなあ。ハッピーエンドにならなかったところが。わたしのなかでは、『少年人魚』できちんと完結されたものだったから、その続きというのには、多少なりとも抵抗はあったのです。
収録されていたお話のなかには、なかよし時代のものもあったりして、時代を感じた・・・。絵柄が。そうそう、当時のなかよしにはこんな絵柄がおおかったなあ。