姑獲鳥の夏

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原作のある作品を映像化するって、ほんとむずかしい。どうなることかと思ったけど、そっかーこうなっちゃったかあという感じ。京極堂に2階があったのにはおどろいたけど。本を読んでいるときに勝手にできあがったイメージと違うからって、駄作だ！というつもりはないけど、スポットライトはやーめーてー。あれがよりいっそう陳腐にしてた。そもそも、あの分厚い本を2時間でまとめようというのが、無理あったのかも。最低でも2時間半ぐらいは必要だったのかな。なんだかはしょりすぎて意味わからへんようになってるし。原作読んでない人は、きちんと理解できたんやろか。京極堂（堤真一）の薀蓄とか、関口くん（永瀬正敏）の心理とか、涼子（原田知世）の内面とか、もっともっと深いものだったはずなのに！まあ、キャストはおおむねはまってたかなあと思う。良くも悪くも、実相寺昭雄監督作品になってしまってた。