大切だと思っているものは、ほんとうはすごく繊細で壊れやすいものだと思っていたけど、案外頑丈にできていて、打たれ強い。だけど、なんだかその強さに戸惑っている。

コテージの屋根裏部屋で、川の字になって眠る。「せまいー」と文句たれつつ、たのしい。朝の肌寒さに、もっとぎゅっとひっつくとあたたかい。人間の体温って、心地いい。ぎゅってされた背中が熱を帯びる。いつのまにかうとうとしてて、たぶんなんだか夢をみ…

夜の散歩にでかけたら、ずんずんとどこまでも行くので、ずんずんとどこまでも歩く。街灯もそれほどなく、薄暗い。どころか、暗い。内心、怖いなあと思いつつ。平気な顔して、ぎゅって握って。おなじく、夜の散歩にでかけていたともだちたちがいたらしく、見…

めずらしく潰れるひと続出なのは、今夜の終電だとか、明日の仕事だとかを気にしたりしなくていいからなのかもしれない。すぐにごろんと横になれる安心感とか、だれかが介抱してくれる信頼感だとか。へべれけに酔っ払ったマコちゃんがかわいくて、女の子とい…

一泊とはいえ、携帯の電波の届かないところでゆっくり過ごすことは気分はすごくよいけれど、なんだかちょっと不安に思ってしまうような気がするのは、一種の現代病なのかなー。