ピースオブケイク(1)/ジョージ朝倉

ピースオブケイク 1 (1) (Feelコミックス)

ピースオブケイク 1 (1) (Feelコミックス)

ヒゲ店好きッス。愛してます。わたしの嗜好といえば、ヒゲ坊主なんです。ヒゲ坊主といえば、わたしみたいな。それほど、こよなくヒゲ坊主を愛してます。なので、店長は最高です。しかも、ガキっぽいところなんか、すばらしい。ヒゲ店激LOVE。ちょっかいの出し方とか、すんげー可愛いんですけど。いかつい男が可愛いのとか、ツボすぎるんですけど。
ジョージ朝倉といえば、勢いと青春とはずかしい感じのギャグなんだけど、これにはあまりその要素が含まれず、しっとりとした大人の恋愛を描いてます。こうゆうのんも、描けはったのね。新鮮でいいです。大人の恋愛といえど、ジョージ朝倉の持ち味であるきゅんとときめく感じは健在で、読めば読むほど切なくなる。かといっても、女二人にはちょっとひきますが。自分自身、志乃とすこし通じるところがあって、恋人である男の人の前では変に格好つけるところがある。男ともだちの前のほうが平気で泣ける。たぶん、今まで付き合った男の人のなかには、わたしの本性を知らずに別れてしまったひともいるんだろうなとか思ったら、なんだか申し訳なく思ってしまった。本音も言えずに、なんのために付き合ったんだろう。読みながら、そんなことを思ってしまって、本気で「好きだ」と言った志乃がうらやましくなった。ひくぐらい好きって思える志乃が、すごいと思った。なんか、よかった。続きが、すごいたのしみです。