ホタルノヒカリ(10)/ひうらさとる

ホタル ノ ヒカリ(10) (KC KISS)

ホタル ノ ヒカリ(10) (KC KISS)

嗚呼、もうメガネ王子のかけらもなく・・・。好きやったのになあ。
新たな刺客が!!殿!!すんなり部長エンドへとひたすら突っ走るのかと思ったら、ここへきて殿登場。そうね、殿かあ。まあ、たぶんかませ犬やろけど。でも正直、蛍には殿みたいなタイプのほうがいいのかもしれへんもんね。部長からのお小言満載のしいたげられっぷりもいいと思うけど、同じぐらいの目線で気楽にバカやれる恋愛のほうが、のびのびしてて蛍らしいかも。と思うのは、わたしが殿好きだからか。でも正直、対等でいられない恋愛ってしんどいなあと思うのです。自分ばかりが頑張りすぎてもダメだし、相手ばかりが頑張りすぎてもダメ。お互いが頑張りすぎるのは、余計に息が詰まる。そう思うと等身大でいられる人というのは、大変貴重な存在。アホなことやってても、「アホかー!」って叱りながら見捨てないでいてくれるのって、すっごくありがたい。部長だとそれが少々一方的すぎるんやよねえ。逆に殿だとどちらもがそういう立場になりうる。そういうのって、大事。