市原平兵衞商店

trifle2007-04-18

http://www.kyoto-shijo.or.jp/shop/ichihara/
ともだちが結婚しはると、かならずここのお箸をプレゼントする。夫婦茶碗ならぬ、夫婦箸。お祝いを贈るなら、なるべくかぶらないように、でもちょっと粋な感じで。包丁とかは、なんだかお嫁さんよりな感じやし、できれば二人共通のよく使うもののほうがいい。お皿やお茶碗やグラスは結構みんな贈らはるので、もっと他のもの。でも、インテリア系は好みが難しい。どれだけ親しくても知っていると思っても、微妙なさじ加減でまったく違う。そうなると、なるべく消耗品のほうがいい。リネン系はいくらあってもいいけれど、たとえばベッドカバーだとサイズは?形体は?といろいろ考えて難しい。そんなことをもんもんと考えて、行き着いたのがお箸。まぎれもなく消耗品のお箸は、案外安い物ばかりを買いがちで、あまりそこまで気を使わないことが多い。自分では、ちょっといいお箸ってなかなか買うことがない。でもいいお箸って、もらったらうれしい。なんとなく、背筋がピンと伸びる感じ。そうゆうわけで、お箸をあげる。
先日結婚したともだちにも、お箸をプレゼントした。こぢんまりとした店内には、それはもうえらい数のお箸が並んでいる。ぎょうさんあるので、いつもどれにしようか悩む。今回は、春の季節にちなんで、桜の木でできたお箸。漆塗りで、シンプルな刻印がなんだか二人らしいなあと思ってこれにした。そのさくらのお箸を、桐のお箱に入れてもろて、きちんと包装してくれはって。あいもかわらず、誰ともかぶることがなくて、めっちゃ喜んでくれはって、一安心。
うちでは、菜箸とか揚げ箸もここのん使ってます。食事用の普通のお箸も、もちろんここ。もう、ほんっまに使いやすいの。祖母は、ここのんやないと嫌やと言わはるぐらい。でもほんまにそれぐらい、使いよい。一度使うとその良さがわかります。